【平成29年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅰ 問題3Dの解説!

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過去問解説

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(16)

その答えになる理由

(ア)は実際に数えてみましょう。

ア行 → /a/ /i/ /u/ /e/ /o/
カ行 → /k/
サ行 → /s/
タ行 → /t/
ナ行 → /n/
ハ行 → /h/
マ行 → /m/
ヤ行 → /j/
ワ行 → /w/



ここまでで13個です。
ここから濁音・半濁音の行と特殊拍を加えても、30を超えることはなさそうですね。

(ア)は20~30程度が正解です。

(イ)はベースとなる数字を知っているか知らないかですね。
一般に、日本語母語話者の理解語彙は4万~5万程度と言われています。
義務教育修了時点で3,000程度…というのは考えにくいので、30,000程度が正解です。

1が正解です。

(17) 二重分節性

解説 二重分節性

「二重分節性」とは、文はいくつかの形態素に分節でき、形態素はいくつかの音素に分節できるという言語の構造的特徴のことです、

人間の言語は「二重分節性」を持つために、限られた数の音素(音声)で多数の形態素(語)を作ることができ、その形態素(語)から無限の文を作ることができるとされています。

その答えになる理由

1が「二重分節性」の説明そのままですね。
これが正解です。

(18) 超越性

その答えになる理由

「超越」には「標準をはるかに超えること」以外にも、「意識の外にあること」「認識できる範疇を越えていること」などの意味があります。
言語が「超越性」を持っていることで、過去を振り返ったり、未来のことを表したりすることが可能になります。

4が正解です。

(19) 生産性

その答えになる理由

難しく考えすぎる必要はありません。
「初めて見る物体や物事を言語化することができる」ということは、語や表現を新しく生み出していることになります。

3が正解です。

(20)

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

どの言語でも音声言語は発達していますが、文字言語が発達しているとは限りません。
1は間違いです。

一般的に、ピジンよりもクレオールの方が語彙体系が複雑になります。
2は間違いです。

3は何も問題ありません。
これが正解です。

どの言語でも文字数が等しい…というのはありえないですね。
4は間違いです。

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