今回は、
✅ 「反面」の意味・使い方
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「反面」の意味・使い方
「反面」は、同じ人・事物がもつ対照的な二面を表す
Aさんは、明るい性格である反面、寂しがり屋でもあります。
Aさんという人がもつ
- 明るい性格である
- 寂しがり屋でもある
という対照的な二面について説明しています。
同じ人・事物について説明するので、
× Aさんは明るい性格である反面、Bさんは寂しがり屋でもあります。
のように、主節・従属節で主語が異なることはありません。
「反面」の接続
【動詞】
Aさんは、社会的に成功した反面、結婚生活は上手くいかなかった。
【イ形容詞】
リーダーになってうれしい反面、プレッシャーでもあります。
【ナ形容詞】
東京は、移動が便利な反面、乗り換えが難しい。
【名詞】
彼は、立派な人物である反面、独裁者でもある。
「反面」の類似表現
東京は、移動が便利な反面、乗り換えが難しい。
東京は、移動が便利だが、乗り換えが難しい。
東京は、移動が便利だけれど、乗り換えが難しい。
のように、「反面 ⇔ が ⇔ けれど」を置き換えて表現することができますね。
「が」「けれど」は終助詞なので、終止形(辞書形)に接続する違いはあるものの、表している内容は同じです。
ただし、
× Aさんは明るい性格である反面、Bさんは寂しがり屋でもあります。
のように、主節・従属節で主語が異なる場合では「反面」が使えなかったことから、
進学について、母は賛成したが、父は反対した。
進学について、母は賛成したけれど、父は反対した。
のような同じ人・事物の二面性について述べていると言えない場合には、「が」「けれど」を反面に置き換えることができません。
参考書籍
今回は、
✅ 「反面」の意味・使い方
✅ 「反面」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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