今回は、複文での補足節に分類される
✅ 名詞節
✅ 引用節
✅ 疑問節
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
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複文の種類
【① 補足節】
私は、小説を書くことが趣味だ。
【② 名詞修飾節】
Aさんが書いた小説を読んでいる。
【③ 副詞節】
小説を書いているときに、荷物が届いた。
【④ 等位節・並列節】
私が文を書いて、Bさんが挿絵を描いている。
今回は、【① 補足節】について、くわしく解説していきます。
補足節の種類
補足節は、名詞節・引用節・疑問節に分けられる
そもそも、「補足節」とはどのようなものだったかを軽く復習しておきましょう。
「補足節」とは、
のことでした。
具体的に例文で見てみると…
私は、日本酒が好きだ。
↓
私は、地元で作られた日本酒が好きだ。
のように、補語の位置にすっぽりとハマるのが【1)述語の意味を補完する「補語」の役割をする節】のパターン
これが、地元で作られた日本酒だ。
のように、名詞文の述語になるのが【2)「だ」「である」などがついて、述語化する「節」】のパターン
地元で作られた日本酒が、よく売れている。
のように、主語の位置にくるのが【3)述語に対する「主語」の役割をする「節」】のパターンです。
①-1 名詞節
①-2 引用節
①-3 疑問節
が、1)~3)のどの位置にくるのかを見ていきましょう。
①-1 名詞節
まずは、日本語の文の中で「名詞」がどこにくるのかを見ていきます。
下線部の名詞が、文のどの成分にあたるかを考えてみましょう。
Aさんが本を読んでいる。
「Aさんが」は、この文の「主語」ですね。
本を読むという動作を誰がしているかを表しています。
帰り道にAさんを見かけた。
「Aさんを」は、この文の「補語」に当たります。
「見かけた」という述語の内容を補完していますね。
通路側に座っている人がAさんだ。
「Aさんだ」は、この文の「述語」に当たります。
主語である「通路側に座っている人が」の内容を説明していますね。
このように、文の中で名詞がくるのは「主語」「補語」「述語」の3か所です。
「名詞節」とは、名詞と同じ役割をする節のことです。
「の」「ところ」「こと」を伴い、名詞と同じく「主語」「補語」「述語」の位置にくることができます。
【主語】ノーベル賞をとったのが、Aさんの最大の功績だ。
【補語】私は、彼女が走り去るところを目撃した。
【述語】成功要因の1つは、土日を有効活用できたことだ。
①-2 引用節
先生から、過去問を重点的に取り組むように言われた。
私は、文法の中でも「形態論」が1番面白いと思っている。
引用節で述語にくるのは、
- 言う
- 伝える
- 感じる
- 思う
- 指示する
などです。
また、引用節の部分は、
先生から、「過去問を重点的に取り組む」ように言われた。
私は、「文法の中でも『形態論』が1番面白い」と思っている。
のように「 」で示されることがあります。
①-3 疑問節
【主語の位置】
誰がノーベル賞をとるかは、まだわからない。
【補語の位置】
犯人がどこから侵入したかを調べてみよう。
【述語の位置】
重要なのは、使える知識になっているかだ。
参考書籍
今回は、複文での補足節に分類される
✅ 名詞節
✅ 引用節
✅ 疑問節
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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