今回は、
✅ 「かたわら」の意味・使い方
✅ 「かたわら」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「かたわら」の意味・使い方
「かたわら」は、2つの動作を同時に行うことを表す
彼は、アイドルとして活動するかたわら、俳優もしている。
いつまではアイドル・いつからは俳優…ではなく、両者の活動を同時に行っていることがわかります。
「かたわら」は、漢字だと「傍ら」です。
ものの側面を表しているため、
○ Aさんは、日本語教師のかたわら、養成講座の講師もしている。
のように、同一人物の内容については用いることができますが、
× Aさんが日本語教師をするかたわら、Bさんは養成講座の講師をしている。
のように、異なる人物の内容については用いることができません。
「かたわら」の接続
【動詞】
大学時代は、在学するかたわらアルバイトに明け暮れていた。
【名詞】
彼は、研究者のかたわらコメンテーターとしても有名だ。
「かたわら」の類似表現
「かたわら」の類似表現は、「ながら」
彼は、アイドルとして活動するかたわら、俳優もしている。
彼は、アイドルとして活動しながら、俳優もしている。
のように、「かたわら ⇔ ながら」で同じ内容を表していますね。
「ながら」の接続
彼は、アイドルとして活動しながら、俳優もしている。
動詞の終止形(辞書形)につく「かたわら」とは、接続が違うので注意しましょう。
また、「ながら」は名詞に接続する使い方ができないため、
彼は、研究者のかたわらコメンテーターとしても有名だ。
のような場合には、「かたわら」しか用いることができません。
「かたわら」の方が、使える範囲が狭い
そのため、
彼は、アイドルとして活動するかたわら、俳優もしている。
彼は、アイドルとして活動しながら、俳優もしている。
では、「かたわら ⇔ ながら」を置き換えることができますが、
△ 朝食をとるかたわら、新聞を読んだ。
○ 朝食をとりながら、新聞を読んだ。
のように、単発の動作で「かたわら」を用いると不自然です。
この場合は、「ながら」が良いですね。
○ 朝食をとるかたわら新聞を読むことが習慣になっている。
○ 朝食をとりながら新聞を読むことが習慣になっている。
のような継続性のある内容であれば、「かたわら」「ながら」のどちらも用いることができます。
参考書籍
今回は、
✅ 「かたわら」の意味・使い方
✅ 「かたわら」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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