今回は、
✅ 「結果」の意味・使い方
✅ 「結果」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「結果」の意味・使い方
「結果」は、事態を引き起こす原因を表す
調べた結果、接触不良による故障だとわかった。
のように、従属節末に「結果」を伴うことで、主節の事態「接触不良による故障だとわかった」の事態がどのようにして起こったかを表しています。
主節の事態・従属節の事態は、いずれも過去の事実であり、
× 明日調べる結果、接触不良による故障だろう。
のような未来の表現に用いることはできません。
また、主節にくるのは、従属節の事態によって発生した非意図的な事態です。
× 調べた結果、故障の原因を接触不良とした。
のような意図的な事態を主節に用いることはできません。
「結果」の接続
【動詞】
調べた結果、接触不良による故障だとわかった。
【動作を表す名詞+「の」】
調査の結果、接触不良による故障だとわかった。
「結果」の類似表現
「結果」の類似表現は、「末に」「あげく」
頑張って勉強した結果、志望校に合格できなかった。
頑張って勉強した末に、志望校に合格できなかった。
頑張って勉強したあげく、志望校に合格できなかった。
のように、「結果 ⇔ 末に ⇔ あげく」を置き換えても不自然ではないですね。
ただし、これは主節に話し手の残念な気持ちがくる場合のみです。
○ 頑張って勉強した結果、志望校に合格できた。
○ 頑張って勉強した末に、志望校に合格できた。
× 頑張って勉強したあげく、志望校に合格できた。
のように、主節に話し手の残念な気持ちがこない場合には、「結果」「末に」は用いることができますが、「あげく」を用いることはできません。
参考書籍
今回は、
✅ 「結果」の意味・使い方
✅ 「結果」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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