今回は、
✅ 「おかげで」の意味・使い方
✅ 「おかげで」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「おかげで」の意味・使い方
「おかげで」は、望ましい結果を引き起こした要因を示す表現
Aさんが手伝ってくれたおかげで、時間内に仕事を終えられた。
主節の「時間内に仕事を終えられた」が話し手にとっての望ましい結果であり、その結果を引き起こした原因・理由が「Aさんが手伝ってくれた」ことであることが表されていますね。
なお、話し手にとって望ましくない結果を引き起こした要因を表す場合には、「せいで」が用いられます。
Aさんがミスをしたせいで、時間内に仕事を終えられなかった。
主節の「時間内に仕事を終えられなかった」が話し手にとっての望ましくない結果であり、その結果を引き起こした原因・理由が「Aさんがミスをした」ことであることが表されていますね。
「おかげで」の接続
【動詞】
Aさんが加わったおかげで、チームに活気が出てきた。
【イ形容詞】
参加者が多いおかげで、1人あたりの作業量が少ない。
【ナ形容詞】
部屋がいつもきれいなおかげで、掃除が楽だ。
【名詞】
先生のおかげで、試験に合格できました。
「おかげで」は、望ましくない要因に対して用いられることもある
あなたが休んだおかげで、仕事が大変だったよ。
この場合の「おかげで」は、
あなたが休んだせいで、仕事が大変だったよ。
のように、「せいで」と置き換えることが可能です。
「おかげで」の類似表現
「おかげで」の類似表現は、「かいがあって」
一生懸命努力したおかげで、試験に合格できた。
一生懸命努力したかいがあって、試験に合格できた。
のように、「おかげで ⇔ かいがあって」を置き換えても違和感がないですね。
「かいがあって」の接続
「おかげで」には、感謝の気持ちが含まれる
○ 部長のご指導のおかげで、プロジェクトが成功しました。
△ 部長のご指導のかいがあって、プロジェクトが成功しました。
のように、相手がいて感謝の気持ちを含めた方が自然な場合は、「かいがあって」が用いられにくくなります。
参考書籍
今回は、
✅ 「おかげで」の意味・使い方
✅ 「おかげで」の類似表現
について、解説してきました。
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