【令和元年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅰ 問題1の解説!

令和元年度_試験Ⅰ

令和元年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における

 試験Ⅰ 問題1

の解説をしていきます。

お手元に、以下をご用意の上で読んでいただければ幸いです。

※ 過去問は大きな書店でも置いていないことがあるので、ネットでの購入をおススメします!

令和元年度 日本語教育能力検定試験 試験問題
日本語教師としての能力を測る試験「日本語教育能力検定試験」。 「令和元年(2019年)度 日本語教育能力検定試験」の問題と解答を一挙掲載! 巻末には試験の実施状況や平均点などをまとめたデータが収録されています。

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(1) 円唇性

解説 円唇母音

母音を唇の形で分類したときに、唇の両端が突き出され唇全体が丸まる母音「円唇母音」と言います。

その答えになる理由

1 [a]  あ 非円唇低母音
2 [i]  い 非円唇前舌高母音
3 [ɯ] う 非円唇後舌高母音
4 [e]  え 非円唇前舌中母音
5 [o]  お 円唇後舌中母音
となり、5だけ円唇母音です。

(2) 撥音の音声

解説 撥音の音声

撥音の音は、次に続く音によって決まります。

後続音が ない … ɴ
後続音が アサワハヤ行 … 鼻母音   ⇒ 暗記:「朝は早」
●後続音が 上記以外 … 次の音の調音点
   両唇 … m (後続が パ・バ・マ行)
   歯茎 … n (後続が ラ行 イ段以外のタ・ダ・ナ・ザ行)
   歯茎硬口蓋 … ɲ (後続が チ・ジ・ニ)
   軟口蓋 … ŋ (後続が カ・ガ行)

その答えになる理由

●後続音あり
●後続音がアサワハヤ行以外
なので、後続音の調音点で音が決まります。

1 かんく [t]  歯茎
2 かんう [ʦ]  歯茎
3 かん  [ʨ]   歯茎硬口蓋
4 かんう [t]  歯茎
5 かんい [t]  歯茎
となり、3が正解です。

(3) 拍数の変化

その答えになる理由

1 げつすい → げっかあすい
2 げつすいきん → げっすいきん
3 かすいもく → かあすいもく
4 かもくど → かあもく
5 きんどにち → きんどうにち
1だけ「一拍→2拍」に変化しています。

(4)読み方のバリエーション

その答えになる理由

1 きゅうさい
2 きゅうにん・くにん
3 きゅうこ
4 きゅうほん
5 きゅうかい
2だけ、読み方が2種類あります。 

(5) 語形成

解説 語形成

「語形成」とは、語の組み立て方や結び付き方に注目した分類のことです。

その答えになる理由

1 耳に当てる
2 下に敷く
3 台拭く
4 膝に掛ける
5 前に書く

3だけヲ格です。

(6) 転成名詞の意味

解説 転成名詞

「転成」とは、既存の語の品詞を変えて、別の品詞として新しい語を作る方法のことです。
動詞「話す」の連用形→名詞「話」というようにできた名詞を「転成名詞」と言います。

その答えになる理由

1 かばんを持つ
2 所帯を持つ
3 金を持つ
4 心を持つ(?)
5 力を持つ

4だけおかしいですね。
「心を持っている」ではなく「心の持ち方」が正しいです。

(7) デ格の意味

その答えになる理由

2~4のデ格は「~を使って」と言い換えられるので「手段」を表しています。

1だけ「~が理由で」と言い換えられる「原因」を表しています。

(8) 補助動詞

その答えになる理由

「補助動詞」とは、動詞で、本来の意味と独立性を失って付属的に用いられるものを言います。

「本来の意味が失われているか」で見てみると、2だけ「帰る」という本来の意味が残っています。

(9) 指定文と措定そてい文

解説 指定文

「指定文」とは、「AはBだ」の形の名詞文において、A=Bの関係にある文のことです。

「私の出身は北海道だ」 → 「北海道は私の出身地だ」
と言い換えることができます。

解説 措定文

「措定文」とは、「AはBだ」の形の名詞文において、AがBの属性に含まれる関係にある文のことです。

「イモリは両生類だ」 → 「両生類はイモリだ(?)」
のように言い換えることができません。

その答えになる理由

「指定文」と「措定文」は、「AはBだ」のAとBを入れ替えて文が成立するかで判別できます。

1 「男の人は私の先生だ(?)」 
言い換えられないので「措定文」です。

2 「医師は山田さんだ(?)」
言い換えられないので「措定文」です。

3 「冷淡はあの人だ(?)」
言い換えられないので「措定文」です。

4 「有能は議長だ(?)」
言い換えられないので「措定文」です。

5 「あの人は院長だ」
言い換えられるので「指定文」です。

(10) 直接受身文における動作主の表示形式

解説 直接受身文

「直接受身文」とは、能動文の対象(目的語)が主語となる受身文のことです。
「彼がこの本を書いた」→「この本は彼に書かれた」

その答えになる理由

例文で考えてみましょう。

1 その理論は、彼によって生み出された。
2 その建物は、彼によって建てられた。
3 その料理は、彼によって作られた。
4 彼、その本を見られた。
4 その絵は、彼によって描かれた。

動作主の表示形式が、4だけ異なります。

(11) 述語が表す出来事とニ格の関係

「述語が表す出来事がいつ行われたか」を見ていきましょう。

1 先週末に映画館へ行った
2 先週末にドライブをした
3 先週末に一人で残業した
4 先週末にケーキを買ってきた
5 今週末に行くために、レストランを予約した

5が正解です。

(12) 「の」の用法

その答えになる理由

この問題では「の」の用法のうち、2つが出てきています。

1つ目は、名詞と名詞を結びつける用法
「私のカバン」「日本語の本」のように、前の名詞が後ろの名詞に様々な意味を加えます。

2つ目は、名詞修飾節の主語を表す用法
「私好きな曲」→「私好きな曲」のように「が」に言い換えることができます。

1 「が」に言い換えられないので、名詞と名詞を結びつける用法
2 「が」に言い換えられるので、名詞修飾節の主語を表す用法
3 「が」に言い換えられないので、名詞と名詞を結びつける用法
4 「が」に言い換えられないので、名詞と名詞を結びつける用法
5 「が」に言い換えられないので、名詞と名詞を結びつける用法

2が正解です。

(13) 「のだ(んだ)」の方法

その答えになる理由

この問題では「のだ(んだ)」の用法のうち、2つが出てきます。

1つ目は、「発見」の用法。
「『のだ』には●●という用法もあるんだとわかった」

2つ目は、意志の用法。
「日本語教育能力検定試験に合格するために、毎日勉強するんだ

1 発見
2 発見
3 意志
4 発見
5 発見

3が正解です。

(14) 「ところ」の用法

その答えになる理由

1が正解です。
「~ところで」は後ろに否定形を伴い、逆接を表します。

2~5は、その動作が行われる(行われた)「時」を表しています。

(15) 「れる・られる」の用法

その答えになる理由

「れる・られる」には4つの用法があります。

● 自発 「吉報が待たれる」
● 尊敬 「お客様が来られた」
● 受身 「彼に殴られた」
● 可能 「いくらでも食べられる」

1 自発
2 自発
3 自発
4 可能
5 自発

4が正解です。

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