【令和元年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅲ 問題7の解説!

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日本語教育能力検定試験

令和元年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における

 試験Ⅲ 問題7

の解説をしていきます。

お手元に、以下をご用意の上で読んでいただければ幸いです。

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前の問題はこちら

問1 プレゼンテーションを行う際の留意点

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

制限時間を超過しそうな場合は、無理にすべて話そうとするのではなく、要点を絞って伝える等の工夫が必要です。
1は間違いです。

聞き手に全体の道筋を把握させることで、何をどの順番で伝えるかを整理でき、深い理解につなげることができます。
2が正解です。

同じトーンやテンポだけでなく、内容によって強弱をつけた方が聞きやすくなります。
3は間違いです。

専門用語や略語の使用は、理解を難しくする原因となるので避けるべきです
4は間違いです。

問2 ルーブリック

解説 ルーブリック

「ルーブリック」とは、
●縦軸…評価項目
●横軸…評価点(到達度)
を設定し、学習者が各評価項目のどのレベルまで到達しているかを測るための評価表のことです。

評価点4  評価点3  評価点2  評価点1  
評価項目A  評価基準A4評価基準A3評価基準A2評価基準A1
評価項目B評価基準B4評価基準B3評価基準B2評価基準B1
評価項目C評価基準C4評価基準C3評価基準C2評価基準C1
評価項目D評価基準D4評価基準D3評価基準D2評価基準D1

テストでは把握しづらい「興味・関心」「意欲」「態度」といった課題への取り組み姿勢などを明確に評価できるという点が特徴です。

その答えになる理由

1が「ルービック」の特徴そのままですね。
これが正解です。

他の選択肢も見ていきましょう。

「ルービック」は項目ごとの到達度は確認できますが、大規模な客観テストには向いていません。
2は間違いです。

「ルービック」には、コメントを書く欄はありません。
3は間違いです。

「ルービック」には、自由記述欄はありません。
4は間違いです。

問3 情報の示し方

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

1つの文に複数の情報を入れず、情報ごとに文を分けることで、聞き手は内容を理解しやすくなります。
1は間違っていません。

アニメーションや効果音は効果的ですが、情報過多になるので多用は避けるべきです。
2が間違いです。

図や表に限らず、出典がある場合はその情報を記載すべきです。
3は間違っていません。

スライド内の文字数を減らすことで、聞き手は内容を理解しやすくなります。
4は間違いです。

問4 プレゼンテーションの練習

解説 ら抜き言葉

「ら抜き言葉」とは、動詞における受身形と可能形の分化のことです。
 「彼に、私のケーキを食べられた(受身形)」
 「今なら、ケーキをたくさん食べられる(可能形)」
のように、受身形・可能形が両方とも「~られる」だったのが
 「彼に、私のケーキを食べられた(受身形)」
 「今なら、ケーキをたくさん食べれる(可能形)」
のように、可能形が「~れる」の形に分化して区別されるようになった現象を指します。

解説 さ入れ言葉

「さ入れ言葉」とは、五段動詞の使役形「せる」の前に、不要な「さ」が挿入されている現象のことです。
「教科書を読ませる」→「教科書を読ませる

その答えになる理由

「分かんない」のように話し言葉が混じっていますが、「ら抜き言葉」の内容ではありません。
1は間違いです。

「いけません」とすべきところを「いかれません」としてしまっています。
活用の間違いであり、「ら抜き言葉」の内容ではないため、2は間違いです。

「終わらせよう」とすべきところを「終わらさせよう」と不要な「さ」が入ってしまっています。
「さ入れ言葉」の内容なので、3が正解です。

「~させていただく」と不要な表現になってしまっています。
敬語の間違いで「さ入れ言葉」の内容ではないため、4は間違いです。

問5 質疑応答

その答えになる理由

1が明らかに間違いですね。
これが正解です。

スライド画面は質疑応答用に映したままにしておき、必要に応じて印刷して配布すると良いと思います。

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