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【令和6年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅰ 問題13の解説!

2024 11/13
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日本語教育能力検定試験 過去問解説 令和6年度 過去問解説 令和6年度_試験Ⅰ
2024年11月13日2025年4月7日
令和6年度 日本語教育能力検定試験 過去問解説

令和6年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における
 試験Ⅰ 問題13
の解説です。

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問1 国語あるいは公用語

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見てみましょう。

複数の公用語・国語がある国を「多言語国家」と言います。

  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • ロマン主語

を公用語にもつスイスや

  • フランス語
  • ドイツ語
  • オランダ語

を公用語にもつベルギーなどが代表的ですね。
1は、正しいです。

第七十四条(裁判所の用語)裁判所では、日本語を用いる。

のように、裁判所法(昭和22年法律第59号)第74条により、裁判所では日本語を用いることが定められていますが、日本の国語や公用語が日本語であることを定めた法令はありません。
2は、間違いです。

広辞苑では、国語は

その国において公的なものとされている言語。
その国の公用語。
自国の言語。

公用語は、

国家がその使用を公的に認めている言語。
公文書などは公用語で書かれる。

とされています。

この定義によれば、立法・行政・法務のような実務面を担うのは、国語ではなく、公用語ですね。
3は、間違いです。

実務面を担う公用語に対して、国語は、国家統合の象徴を担います。
4は、間違いです。

問2 実体計画

解説 言語計画

ある国や地域で複数の言語が使用されているとき、どの言語を優先して使用していくかを決めていく必要があります。
この「どの言語を共通語にしていくか」を決めて民衆に広く伝えていく一連の計画が「言語計画」です。

「言語計画」は、

  • 席次計画(地位計画)
  • 実体計画(本体計画)
  • 普及計画

の3つに分類されます。

解説 席次計画(地位計画)

「席次計画」とは、複数言語が使用されている国・地域において、どの言語を優先するか・共通語をどのようにしていくかという政策のことです。
「地位計画」とも呼ばれます。

解説 実体計画(本体計画)

「実体計画」とは、文法書や辞書の作成など、席次計画で選定した言語の実体を明らかにする政策のことです。
「本体計画」とも呼ばれます。

解説 普及計画

「普及計画」とは、教育制度の整備・マスコミの活用など、実体計画で明らかにした言語を民衆に普及させていく政策のことです。

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

公教育の場で用いる言語としてどの言語を用いるかを検討するのは、席次計画の内容ですね。
1は、実体計画に関する例として不適当です。

公文書で用いる表記の基準を決定するのは、実体計画の内容ですね。
2が正解です。

敬語の正しい使い方などの普及の方法を審議するのは、普及計画の内容ですね。
3は、実体計画に関する例として不適当です。

国語の選定をするのは、席次計画の内容ですね。
4は、実体計画に関する例として不適当です。

問3 「送り仮の付け方」「現代仮名遣い」

その答えになる理由

文化庁「送り仮名の付け方」

文化庁「現代仮名遣い」

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

1の出典元は、こちら
最後の音節を送る語の例として「自ら」が挙げられていますが、「みずから」なのか「おのずから」なのかが明らかになっていません。
「おのずから」は、「自ずから」だと思いますが、一旦保留にしておきます。

2の出典元は、こちら
動詞の活用形に含まれているものを送り仮名とする例として「変わる」が挙げられています。
記載にある通り、「変る」だと「変える」と「変わる」の区別がつかないですね。
2は、間違いです。

3の出典元は、こちら
「ぢ」「づ」を用いて書く例として「ちぢむ(縮む)」が挙げられています。
3は、正しいです。

4の出典元は、こちら
「じ」「ず」を用いて書く例として「りゃくず(略図)」が挙げられています。
4は、間違いです。

問4 言語的少数派とされる人々の持つ言語権

解説 言語権(言語的人権)

「言語権(言語的人権)」とは、自ら望む言語を自由に使用できる権利のことです。

国連憲章や世界人権宣言にも明記されている権利であり、ある国や地域での少数言語話者が公用語・共通語を学ぶ機会を保障すること、かつ民族語を学び使用することを認めることを指すことが多いです。

その答えになる理由

複数の公用語がある国・地域において、審理中の使用言語を多数派のものに固定することは、言語的少数派とされる人々の持つ言語権を侵害するおそれがありますね。
1は、例として不適当です。

耳が不自由な人々でも同じように情報を得られるように手話でも情報提供することは、言語的少数派とされる人々の持つ言語権を守ることにつながりますね。
2は、例として適当です。

市役所などで外国籍機住民の母語で情報発信することは、言語的少数派とされる人々の持つ言語権を守ることにつながりますね。
3は、例として適当です。

教育機関などで海外からの移住者の生活言語の学習を保障することは、言語的少数派とされる人々の持つ言語権を守ることにつながりますね。
4は、例として適当です。

問5 逆行的言語シフトが最も進行している段階

解説 逆行的言語シフト

「逆行的言語シフト」とは、フィッシュマンが提唱した、言語シフトの流れを逆行させ、少数言語を復興させるプロセスのことです。

「言語シフト」とは、経済的・社会的理由から、ある言語が使われなくなり、別の言語に置き換わることを言います。

以下の8段階に分類され、最上位は、段階1です。

段階8:少数言語が体系化され、成人の学習で使用される
段階7:少数言語が、主に年配世代でのコミュニティ使用される
段階6:少数言語が、家庭や近隣のコミュニティで使用される(世代間で継承される)
段階5:少数言語でのリテラシー教育が行われる
段階4:少数言語が、学校教育で使用される
段階3:少数言語が、職場で使用される
段階2:少数言語が、地域のメディア・公的サービスで使用される
段階1:少数言語が、高等教育や全国的なメディア・公的サービスで使用される

興味のある方は、以下を参考にしてみてください。

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その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

1のように、年配世代を中心に危機言語が用いられるのは、段階7です。

2のように、全国的なマスメディアなどで危機言語が用いられるのは、段階1です。

3のように、危機言語が世代間で継承されるのは、段階6です。

4のように、公教育で危機言語が用いられるのは、段階4です。

逆行的言語シフトが最も進行しているのは、段階1の2ですね。
これが正解です。

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好きな文法カテゴリは、「複文」です。

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