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【令和6年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅲ 問題17の解説!

2024 12/04
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日本語教育能力検定試験 過去問解説 令和6年度 過去問解説 令和6年度_試験Ⅲ
2024年12月4日2025年4月7日
令和6年度 日本語教育能力検定試験 過去問解説

令和6年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における
 試験Ⅲ 問題17
の解説です。

お手元に、問題冊子をご用意の上でご確認ください。

令和6年度 日本語教育能力検定試験 試験問題
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アウトラインの作り方

何について、どのように書かなければならないかを整理する

120分の試験Ⅲの中で、記述式問題に当てられるのは、20~30分程度です。
いきなり書き出さず、5分程度でアウトラインを考えてみましょう。

STEP
何について書くのか?

どのようなロールプレイ活動を行うか?

STEP
どのような状況なのか?
  • 実践的コミュニケーション能力を高めることを目的とした中級の会話授業
  • これまで、「課題遂行」に焦点を当てたロールプレイ活動をしてきた
  • 学習者たちの発話には言語形式の問題点がかなり目立つ
STEP
満たさなければならない条件は何か?
  • 400字程度
  • 50分の授業1回分
  • 実践的コミュニケーションを保つという目的は、継続する
  • FonF(フォーカス・オン・フォーム)も実現できるようにする
  • 「FonFS(フォーカス・オン・フォームズ)」「FonF(フォーカス・オン・フォーム)」「FonM(フォーカス・オン・ミーニング)」のキーワードをすべて使用し、各概念の意味がわかるようにする

「中級の読解クラス」の具体的なイメージが湧かない…

「初級・上級」のような極端に簡単or難しい内容・「会話クラス」で行うようなコミュニケーション中心の内容に偏らなければOKです。

「中級であれば、このレベル!」ではなく、

  • 1つ1つの語彙・文型を丁寧に説明する必要がある「初級レベル」の導入まではいらない
  • 読解内容を議論するような「上級レベル」のタスクまでは求められていない

というような極端な難易度のものを避けることができれば、それで問題ありません。

今回は、「ロールプレイ活動」という指定があるので

  • 初級レベルに多い、ごく簡単な設定
  • 上級レベルに多い、自由度の高い設定

は自然と避けられるようになっています。

また、「会話授業」なので、

  • 会話練習はそこそこにして、しっかりと文法の解説!

という内容は求められていません。

「400字程度」ってどれくらいまでが許容範囲?

380~420字に収まるようにしましょう。

記述式問題の解答用紙は、20字×21行=420字でマス目が印刷されています。
±1行以内として、400字よりも少ない場合は380字以上・多い場合は420字以内に収めるようにしましょう。

採点基準は公表されていませんが、極端に字数の不足・過多がある場合は、そもそも採点されないこともありえます。

キーワードの確認

解説 フォーカス・オン・フォーム(FonF)

「フォーカス・オン・フォーム」とは、コミュニケーションの活動を重視するが、意味の理解や対話の方法に注目するだけでなく、そこで用いられる言語の形式(音声・語彙・文法など)にも焦点を当てることを言います。

言語学者のロングは、コミュニケーションを進める中で、お互いの発話意図を理解し合えるように工夫する対話である「意味交渉」を行うことで、「フォーカス・オン・フォーム」が促されると説明しています。

「意味のやり取り」と「言語の形式」、両方を重視するのが特徴です。

以下、関連する用語もあわせて整理しておきましょう。

解説 フォーカス・オン・フォームズ(FonFs)

「フォーカス・オン・フォームズ」とは、コミュニケーションや意味理解は軽視され、文法を中心とした言語形式に注目することです。

代表的な教授法は、「オーディオリンガル・メソッド」です。

解説 フォーカス・オン・ミーニング(FonM)

「フォーカス・オン・ミーニング」とは、コミュニケーションを重視し、意味のやり取りに意識を向けさせることです。

代表的な教授法は、ナチュラル・アプローチやコミュニカティブ・アプローチです。

各キーワードをどの順で登場させるか?

キーワードの登場順を考えながら、全体の流れを考えてみましょう。

使わなければならないキーワードは、

 FonMコミュニケーションを重視する
 FonFS言語形式を重視する
 FonFコミュニケーションと言語形式の両方を重視する

の3つです。

  • 実践的コミュニケーション能力を高めることを目的とした中級の会話授業
  • これまで、「課題遂行」に焦点を当てたロールプレイ活動をしてきた
  • 学習者たちの発話には言語形式の問題点がかなり目立つ

という状況なので、これまで重視されていたのは、FonM(フォーカス・オン・ミーニング)ですね。

  • 実践的コミュニケーションを保つという目的は、継続する
  • FonF(フォーカス・オン・フォーム)も実現できるようにする

という条件があるので、設計しなおした結果が「FonF(フォーカス・オン・フォーム)」である必要があります。

今回は、キーワードをすべて使わなければならないため、言語形式を重視する「FonFS(フォーカス・オン・フォームズ)」にも触れる必要があります。

これは、「実際の場面で役立つコミュニケーション能力を育成するため、言語形式のみに注目するFonFSにならないようにする」などの触れ方が良さそうですね。

今回、満たさなければならない条件は、

  • 400字程度
  • 50分の授業1回分
  • 実践的コミュニケーションを保つという目的は、継続する
  • FonF(フォーカス・オン・フォーム)も実現できるようにする
  • 「FonFS(フォーカス・オン・フォームズ)」「FonF(フォーカス・オン・フォーム)」「FonM(フォーカス・オン・ミーニング)」のキーワードをすべて使用し、各概念の意味がわかるようにする

でした。

  • これまでは、FonMのコミュニケーション重視
  • 言語形式の問題点が目立ってきたため、コミュニケーション・言語形式の両方を重視するFonFへ
  • その際に、言語形式のみを重視するFonFSにならないようにする

の順番でキーワードを登場させると、自然な流れにすることができます。

段落構成を考える

まとめと具体的な内容で段落分けする

1段落目に、FonMからFonFに移行
2段落目に、具体的なロールプレイ活動と注意点(FonFSにならない)
を書いていきます。

まとめとして、3段落目を使用してもOKです。

この段落構成の場合、1段落目・2段落目ともに200字程度が目安になります。

書きながらチェックする内容

満たしていない条件はないか?

今回の条件は、

  • 400字程度
  • 50分の授業1回分
  • 実践的コミュニケーションを保つという目的は、継続する
  • FonF(フォーカス・オン・フォーム)も実現できるようにする
  • 「FonFS(フォーカス・オン・フォームズ)」「FonF(フォーカス・オン・フォーム)」「FonM(フォーカス・オン・ミーニング)」のキーワードをすべて使用し、各概念の意味がわかるようにする

でした。

問題文に線を引いていっても良いのですが、上記のように箇条書きにしてみると、漏れなくチェックすることができます。
本文を書き終えてからだと修正が難しいため、書きながら項目を1つずつ消していきましょう。

誤字・脱字はないか?

漢字が間違っていた場合は減点対象ですが、漢字で書けそうなところがひらがなになっていても減点されることはありません。
不安になるくらいであれば、ひらがなにしたり、漢字を使わない表現にしましょう。

最後に

記述式問題は、1回解いて終わりではなく、複数回取り組むのがおススメです。

やっていくうちに、やり方がパターン化できていくので、

  • 日にちを空けて、再チャレンジしてみる
  • 前回とは違うキーワードの順番で書いてみる

など、自身の勝ちパターンを増やしていきましょう。

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日本語学を専攻し、大学3年次に日本語教育能力検定試験に一発合格しました。
好きな文法カテゴリは、「複文」です。

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