今回は、
✅ 修飾語とは?
✅ 修飾語の例
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
修飾語とは?
修飾語は、ほかの文節を詳しく説明する
雨が 降る。
の文では、述語が「降る」・主語が「雨が」ですね。
この文は、述語と主語のみで構成されています。
佐藤さんが ボールを 投げる。
の文では、述語が「投げる」・主語が「佐藤さんが」ですね。
動詞の「投げる」には、「●●を」の要素が必要なので、「ボールを」の部分は、補語に当たります。
この文の構成要素は、述語・主語・補語です。
私は 友だちに 本を 貸した。
の文では、述語が「貸した」・主語が「私は」ですね。
動詞の「貸す」には、「●●に」「●●を」の2つの要素が必要なので、「友だちに」「本を」の2つは、補語に当たります。
この文の構成要素は、述語・主語・補語です。
それでは、
雨が しとしとと 降っている。
では、どうでしょうか?
動詞の「降る」には、必要な補語がありません。
「しとしとと」の部分は、「降っている」という述語をくわしく説明する「修飾語」に当たります。
この文の構成要素は、述語・主語・修飾語です。
このように、事態のあり方を限定したり、特徴づけたりする文節を「修飾語」と言います。
主語・述語・補語については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも、あわせてご確認ください。
連体修飾語と連用修飾語
新しい ジャケットを 着て 出かけた。
「新しい」が修飾しているのは、「ジャケット」ですね。
体言である名詞を修飾しているので、連体修飾語に当たります。
一生懸命 ゴールまで 走った
「一生懸命」と「ゴールまで」が修飾しているのは、「走った」ですね。
用言である動詞を修飾しているので、連用修飾語に当たります。
修飾語の例
動きのあり方を表す修飾語
石が こなごなに 砕けた。
では、「砕ける」という動きが成立した結果、主体である「石」がどうなったかを詳しく説明しています。
田中さんが こっそりと 学校に 漫画を 持ってきた。
では、「持ってくる」という動きをどのように行ったかを詳しく説明しています。
ビールを 一口 飲んだ。
では、「飲む」という動きがどれくらい行われたかを限定して説明しています。
時間関係を表す修飾語
すぐに 会社に 戻ります。
では、「戻る」という動きがいつ行われるかという時間的なあり方を詳しく説明しています。
彼は、少しの間 壁際に 立っていた。
では、「立っている」という動きがどれくらいの間行われたかという時間的なあり方を詳しく説明しています。
頻度を表す修飾語
私は、しばしば 計算ミスを してしまう。
では、どれくらい計算ミスをしてしまうのかという頻度を詳しく説明しています。
東京には、何度か 来たことがある。
も同様に、どれくらい東京に来たことがあるのかという頻度を詳しく説明しています。
最後に
今回は、
✅ 修飾語とは?
✅ 修飾語の例
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
さらに詳しく勉強したい方は、ぜひ手に入れてみてください。
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