今回は、
✅ 「とともに」の意味・使い方
✅ 「とともに」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
ぜひ、以下をブックマークしてご確認ください。
例文で学ぶ 日本語文法
「とともに」の意味・使い方
「とともに」には、複合格助詞・時間節の2つの用法がある
【共同動作の相手を表す複合格助詞】
Aさんとともに会場に向かった。
【同時動作や同時変化を表す時間節】
夜がふけるとともに、寒くなっていった。
「なんて」の複合格助詞の用法
会場に向かった。
だけだと、その動作をしたのは話し手のみですが、
Aさんとともに会場に向かった。
だと、その動作をAさんと一緒にしたことがわかります。
これが1つ目の「複合格助詞」として共同動作の相手を表す用法です。
「とともに」の時間節の用法
夜がふけるとともに、寒くなっていった。
の場合、主節が「寒くなっていった」・従属節が「夜がふけるとともに」です。
- 夜がふける
- 寒くなる
という変化が連動的であることがわかりますね。
「とともに」による時間節には、同時変化を表す用法のほか、
彼は、社長であるとともに2の父でもある。
のような並列的な用法もあります。
これらが2つ目の「時間節」として同時変化・並列を表す用法です。
「とともに」の類似表現
複合格助詞の「とともに」の類似表現は、「と」「と一緒に」
Aさんとともに会場に向かった。
Aさんと会場に向かった。
Aさんと一緒に会場に向かった。
のように、「とともに ⇔ と ⇔ と一緒に」を置き換えても不自然ではないですね。
Aさんと会場に向かった。
の格助詞「と」が基本で、
Aさんとともに会場に向かった。
Aさんと一緒に会場に向かった。
の複合格助詞「とともに」「と一緒に」は、共同性を強調した表現です。
時間節の「とともに」の類似表現は、「につれ」「と同時に」
夜がふけるとともに、寒くなっていった。
夜がふけるにつれ、寒くなっていった。
のように、同時変化を表すときは、「とともに ⇔ につれ」
彼は、社長であるとともに2の父でもある。
彼は、社長であると同時に2の父でもある。
のように、並列であることを表すときは、「とともに ⇔ と同時に」を置き換えることができます。
参考書籍
今回は、
✅ 「とともに」の意味・使い方
✅ 「とともに」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
さらに詳しく勉強したい方は、ぜひ手に入れてみてください。
また、この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
ぜひ、ブックマークしてご確認ください。