今回は、
✅ 「ようが」「ようと」の意味・使い方
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「ようが」「ようと」の意味・使い方
「ようが」「ようと」は、逆接条件を表す
一生懸命勉強すれば、テストで良い点が取れます。
だと、従属節の事態「一生懸命勉強する」と主節の事態「テストで良い点が取れる」には予測可能な因果関係が成り立っています。
一方、
一生懸命勉強しようが、テストで良い点が取れないだろう。
だと、従属節の事態「一生懸命勉強する」から予測できるであろう「テストで良い点数が取れる」にはなっていないですね。
このように、2つの事態に予測された因果関係が成立しないことを表す従属節を「逆接条件節」と言います。
- 「ようが」は、動詞の意志形に接続助詞「が」が接続した形
- 「ようと」は、動詞の意志形に接続助詞「と」が接続した形
ですが、
一生懸命勉強しようが、テストで良い点が取れないだろう。
一生懸命勉強しようと、テストで良い点が取れないだろう。
に意味的な違いはありません。
また、この従属節内の主語は、
私がどれを選ぼうが、君には関係ない。
私がどれを選ぼうと、君には関係ない。
のように、「が」で表され、
× 私はどれを選ぼうが、君には関係ない。
× 私はどれを選ぼうと、君には関係ない。
のように、「は」が現れることはありません。
「ようが」「ようと」の接続
【動詞】
私が辞めようが、チームには影響しない。
私が辞めようと、チームには影響しない。
イ形容詞に接続する場合
【イ形容詞】
その料理がおいしかろうが、私は食べない。
その料理がおいしかろうと、私は食べない。
ナ形容詞の語幹・名詞に接続する場合
【ナ形容詞】
チームにとって必要であろうが、私は彼を認めない。
チームにとって必要であろうと、私は彼を認めない。
【名詞】
有名人であろうが、ルールは守らなければならない。
有名人であろうと、ルールは守らなければならない。
参考書籍
今回は、
✅ 「ようが」「ようと」の意味・使い方
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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