試験当日まで、2週間を切りました。
緊張感もあり、これまでと同じように学習が進まない方も多いではないかと思います。
不安を吹き飛ばす!まではいかないかもしれませんが、私の考えを記事にしてみました。
ぜひ、最後まで読んでみてください (*^^)v
「受験を決意したときの気持ち」を大切に
今年受験するかは、本当に判断が難しいですね。
— むきえび|日本語教育ナビ運営 (@E6b4eQSNWEXYZXB) May 31, 2023
搾取ビジネスは嫌いなので、安易な勧め方はしたくないのですが…
試験の難易度が下がっていくことは考えにくいので、現在の条件で無資格の方は、思い切って受験するのもアリだと思います。#日本語教育能力検定試験
今年の出願の時期は、来年からの「登録日本語教員」の具体的な情報が出はじめたタイミングでもありました。
● 今年受験するのがベストなのか?
● 新制度になってからの方が良いのではないか?
と悩んだ方が多いのではないかと思います。
また、出願後も「登録日本語教員の登録ルート」「日本語教員試験の概要」などの情報が出てきて、本当に今年の受験で良かったのか不安になった方も少なくないのではないでしょうか?
✅ 受験を決断すること
✅ 受験後に、モチベーションを維持すること
については、今年が1番難しかったはずです。
そんな中……皆さんは、ここまで学習を継続することができました。
これって、実はスゴイことなんです。
例年、出願しても受験しない人が一定数います。
昨年の令和4年度試験であれば、
● 出願者数 8,785人
● 受験者数 7,076人
なので、全体の20%が「出願したが、受験しなかった」ことがわかります。
今年の受験生が増えるのか減るのかはわかりませんが、例年と同じく「出願したが、受験しない」層は必ずいるはずです。
試験本番はこれからですが、まずは「走り切った」ことに誇りを持ちましょう。
「受験しなかった」理由は様々なので、「受験したら上」というわけでは決してありませんが、決断して努力してきたことは、皆さんの長い日本語教師人生における強い糧になっていきます。
この密度で学習することは、人生の中でそうそうあるものではないですよ。
不安から「早期回復」する
● 直前なのに、思ったように学習時間が取れない…
● 以前と同じところで間違えている…
こんなお悩みはありませんか?
この背景には、
「他の受験生はできていそうなのに、自分はこのままで良いのか…」
という不安があるのではないかと思います。
こういった不安を抱えること自体は、決して悪いことではありません。
「今のペースで大丈夫かな…?」
— むきえび|日本語教育ナビ運営 (@E6b4eQSNWEXYZXB) June 25, 2023
と感じるのは、悪いことではないですよ。
危機管理能力がある証拠です。
大切なのは、感情で終わらせずに「対策」をセットにすることです。
まずは、不安の種をすべて書き出すところから始めてみましょう。#日本語教育能力検定試験
「他と比べてどうなのか…?」を考えることは、自分を客観視する上での基礎中の基礎です。
これができないと、日本語教師として成長し続けるのは難しいかもしれません。
しかし、受験生目線での「他の受験生と比べて…」は、適切でないこともあります。
試験勉強の中で「過剰般化(過剰一般化)」という用語が出てきましたね。
あるルール・見方を当てはまらない範囲まで拡大してしまうこと
を指す用語なのですが、他の受験生と比べるときに「過剰般化(過剰一般化)」してしまうことがあるんです。
皆さんから見える「他の受験生」は、Twitter(新 x)のアカウントが多いのではないでしょうか?
キラキラしたTweet(新 ポスト)を見て、不安が出てきた経験がある方もいるのではないかと思います。
ただ…
見える範囲のTweet(新 ポスト)は、受験生全体のうちの1%にすらならないことがほとんど
です。
合格発表後にサイトを利用した方からご連絡をいただくのですが、
● SNSは、見る専門だった
● 鍵アカウントで運用していた
というケースが非常に多く、初めての発信が「合格証書のアップ」だという方も少なくありません。
「見える範囲のTweet(新 ポスト)と自分を比べてしまい、不安になる…」となるかもしれませんが、その比較は「過剰般化(過剰一般化)」しているだけの可能性があります。
10月は、ナイーブになっていることもあり、特に「過剰般化(過剰一般化)」しやすい時期です。
不安をまったく感じずにいる受験生は、ほとんどいないのではないでしょうか?
逆に考えれば、不安になったときに
「過剰般化(過剰一般化)しているだけかも…」
と気づくことができれば、大きくプラスに転じることができます。
10月は
● 急に仕事が忙しくなった
● 季節の変わり目で体調を崩した
となりやすいので、受験生にとっての「魔の月」になってしまうことがよくあります。
大切なのは
△ 不安を感じないようにする
ことではなく、
◎ 不安が限定的なものだと気づいて、早期回復する
ことです。
不安を感じ始めたら、一旦紙に書き出してみるのが良いですよ。
「事実」と「感情」を切り分けることができるので、内容を客観視しやすくなります。
これまで積み上げてきたものを信じる・信じ切る
「試験当日、会場で勉強する用に何を持っていけば良いですか?」
とご質問いただくことが増えてきました。
遠方であったり、荷物の関係もあったりするとは思いますが、
これまで学習で使ったものをすべて持っていく
のがおススメです。
試験当日は、誰しも豆腐メンタルになります。
そんなときに、周りの受験生が家に置いてきた参考書・問題集を確認していたら…
少しでも不安の種になる可能性があるものは、排除しておいた方が良いですね。
持っていったものすべてを現地で確認するわけではありませんが、持っていること自体が安心感の材料になりえます。
これまで積み上げてきたものの重みを1番わかっているのは、ほかでもない皆さん自身です。
目の前に不安があったり、上手く学習が進まないことがあったりしても、積み上げてきたものはなくならないんです。
ここだけは、何があっても絶対にブレてはいけません。
自己肯定感が下がってきたときは
これまで学習に使った参考書・問題集・ノートを積み上げてみる
ようにしてみましょう。
頭の中で思い浮かべるのではなく、実際に積み上げて、物理的に確認するのがポイントです。
根拠のある自信は、最後まで走り切り、実力を出し切るための大きな材料になりますよ。
それでも不安が消えないときは、お気軽にご連絡ください。
https://lin.ee/PSinWpP
私は、取るに足らない人間ですが、人の良いところを見つけることだけは自信があります。
きっとお力になれるはずです。
最後に
試験当日は、むきえびさんも会場で受験しますか?
とご質問いただくことがあるのですが、私は長らく現地での受験はしていません。
合否に人生が左右されない立場の人間が会場で受験することが、個人的にあまり好きではないからです。
会場には行きませんが、陰ながら、皆さんのことを全力で応援しています。
私は、本気です。
本気で、皆さんが実力を出し切れることを祈っています。
試験当日まで、2週間を切りました。
後悔がないように、最後まで一緒に頑張っていきましょう。