【平成29年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅲ 問題2の解説!

過去問解説

公式LINE

毎日お友だちの方限定の情報を配信しています。

Twitter

各種更新情報&お役立ち情報の拡散をしています。

YouTube

口腔断面図等の各種練習問題を配信しています。

前の問題はこちら

問1 比喩

解説 直喩 シミリー

「直喩(シミリー)」とは、「~ような」「~みたい」などを使い、あるものを直接別のものに例える方法です。
「見ろ!人がゴミのようだ!」

解説 隠喩 メタファー

「隠喩(メタファー)」とは、具体的でわかりやすいカテゴリーの事例を用いて、抽象的でわかりにくいカテゴリーの事例を示す方法です。
「目の前が真っ暗になった」
「記憶が飛んだ」

解説 換喩 メトニミー

「換喩(メトニミー)」とは、Aという事例を用いて、それと隣接関係にあるBを表す方法です。
「風呂が沸いた」
(「風呂(浴槽)」そのものが沸いたのではなく、「風呂の中の水」が沸いたことを表す)

解説 提喩 シネクドキー

「提喩(シネクドキー)」とは、上位概念で下位概念を指したり、下位概念で上位概念を指したりする方法です。
「花見に行く」
(上位概念「花」が、下位概念「桜」を表している)

その答えになる理由

下線部は「提喩(シネクドキー)」の例ですね。
選択肢を1つずつ見ていきましょう。

1は「換喩(メトニミー)」です。
警察とパトカーの隣接関係を用いています。

2が「提喩(シネクドキー)」です。
上位語「天気」で下位語「晴れ」を表しています。
これが正解です。

3は「換喩(メトニミー)」です。
背中と汚れの隣接関係を用いています。

4は「隠喩(メタファー)」です。
見習いと卵の類似性を用いています。

比喩については、以下に練習問題を掲載しています。
ぜひ、チャレンジしてみてください。

問2

その答えになる理由

例文を作って考えてみましょう。

「昨日のことは、もう忘れよう」のように、動詞の意向形は「忘れる」のような意志性の低い動詞でも使うことができ、その場合も「意志」を表します。
1は間違いではありません。

「明日、買い物に行こう」を聞き手に向けて発話した場合は「意志」ではなく「勧誘」を表します。
2は間違いではありません。

「明日、買い物に行くつもりだ」は、その場で「意志」を決定した場合にも、前もって「意志」を蹴ってしていた場合にも使えます。
3が間違いです。

「明日、買い物に行きます」は、話し手が自分の「意志」を聞き手に伝えています。
4は間違いではありません。

問3

その答えになる理由

下線部の内容は、誰が・どのような場面で発話するかによって解釈が変わります。

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

1の場合であれば、指導教授からの「こうした方が良い」という助言と解釈できます。
1は間違いではありません。

2の場合であれば、部長からの「こうしなさい」という業務命令と解釈できます。
2は間違いではありません。

3の場合で、社長への提案と解釈するのは難しいですね。
単純に「説明」とした方が適切だと思います。
3が間違いです。

4の場合であれば、ニュース内での「こうしている」という事実の断定だと解釈できます。
4は間違いではありません。

問4 ネガティブ・ポライトネス

解説 フェイス

「ネガティブ・ポライトネス」「ポジティブ・ポライトネス」の前提となる「フェイス」の概念から整理していきましょう。

「フェイス」とは、人と人との関わり合いに関する「基本的な欲求」を指すもので、他者に好かれたいという「ポジティブ・フェイス」と他者に立ち入られたくないという「ネガティブ・フェイス」に分かれます。

解説 ポライトネス・ストラテジー

「ポライトネス・ストラテジー」とは、他者の「フェイス」を侵害しないように配慮するための方法のことです。
ポジティブ・フェイスに訴える方法を「ポジティブ・ポライトネス」、ネガティブ・フェイスに訴える方法を「ネガティブ・ポライトネス」と言います。

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

相手と自分との距離を縮めようとしているものが「ポジティブ・ポライトネス」、相手と自分との距離を遠ざけようとしてるものが「ネガティブ・ポライトネス」です。

下線部①は、XのYとの距離を縮めたいという「ポジティブ・フェイス」を確保するために発話されています。
「ポジティブ・ポライトネス」の例なので、1は間違いです。

下線部②は、YのXとの距離を縮めたいという「ポジティブ・フェイス」を確保するために発話されています。
「ポジティブ・ポライトネス」の例なので、2は間違いです。

下線部③は、XのYとの距離を縮めたいという「ポジティブ・フェイス」を確保するために発話されています。
「ポジティブ・ポライトネス」の例なので、3は間違いです。

下線部④は、YのXへの距離を取りたいという「ネガティブ・フェイス」を確保するために発話されています。
「ネガティブ・ポライトネス」の例なので、4は間違いです。

問5

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

1は、子の「ポジティブ・フェイス」「ネガティブ・フェイス」のどちらにも配慮していません。
ただの指示なので、これが正解です。

2は、子に対して突き放すように発話しているので「ネガティブ・フェイス」に配慮しています。
「ネガティブ・ポライトネス」が該当するので、2は間違いです。

2は、子に対して遠慮するように発話しているので「ネガティブ・フェイス」に配慮しています。
「ネガティブ・ポライトネス」が該当するので、3は間違いです。

4は、子に対して歩み寄るように発話しているので「ポジティブ・フェイス」に配慮しています。
「ポジティブ・ポライトネス」が該当するので、4は間違いです。

次の問題はこちら

公式LINE

毎日お友だちの方限定の情報を配信しています。

Twitter

各種更新情報&お役立ち情報の拡散をしています。

YouTube

口腔断面図等の各種練習問題を配信しています。

タイトルとURLをコピーしました