【平成30年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅰ 問題10の解説!

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平成30年度_試験Ⅰ

平成30年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における

 試験Ⅰ 問題10

の解説をしていきます。

お手元に、以下をご用意の上で読んでいただければ幸いです。

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問1 カクテル・パーティ効果

解説 自己関連付け効果(自己参照効果)

「自己関連付け効果(自己参照効果)」とは、「自分ごと」として紐づけておくと、「単なる記号として」「他人ごととして」よりも長期記憶になりやすい現象のことです。

解説 全体優位性効果

「全体優位性効果」はGoogle先生もわからなかったようなので、推測していきます。

「●●優位性効果」とは、「●●を使用した方が理解しやすく・記憶にも残りやすい」という意味で使われます。
「画像優位性効果」であれば、「文字だけで説明されるよりも、画像があった方がイメージしやすく・記憶にも残りやすい」という意味です。

上記より、「全体優位性効果」とは「個別事項よりも全体観を説明した方が、イメージしやすく・記憶にも残りやすい」ということなのではないかと思います。

解説 カクテル・パーティ効果

「カクテル・パーティ効果」とは、カクテル・パーティのような騒がしい場でも、会話をする相手の声だけを判別できるような選別能力のことです。
周囲の環境のうち、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、見たりする脳の働きを表しています。

解説 ハロー効果

「ハロー効果」とは、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことです。
「これまで1万人を合格させた有名講師の特別授業!」と言われるとプラスに感じるようなものです。

その答えになる理由

これは、用語を知っているか/知らないかですね。
3が正解です。

問2 長期記憶

解説 感覚記憶

「感覚記憶」とは、外部からの視覚的・音響的刺激の特徴を、1・2秒程度のごく短い時間保持した情報のことを言います。
何もしなければ意識されない記憶ですが、注意を向けることでインプットとなり、短期記憶に移行します。

解説 短期記憶

「短期記憶」とは、一時的・短期的に貯蔵された情報で、「長期記憶」と対になる用語です。
「長期記憶」とは異なり、容量に制限があります。
※ 短期記憶を幅広くとらえ、ワーキングメモリという用語を使うこともあります。

解説 長期記憶

「長期記憶」とは、「短期記憶」と対になる用語で、容量に関係なくほぼ永続的に貯蔵された情報のことです。

解説 ワーキングメモリ

何か判断や思考をする際に、ある情報を一時的に留めながら長期記憶に貯蔵されている情報にアクセスしたり、情報を加工したりするような概念「ワーキングメモリ(作業記憶・作動記憶)」と言います。

ワーキングメモリの容量には限界があり、ある作業で容量が取られてしまうち、別のことがスムーズに行えなくなるなどの現象が生じるとされています。

その答えになる理由

長々と用語解説をしましたが、問題自体は楽勝です。
4が正解です。

問3 外国語副作用

解説 外国語副作用

「外国語副作用」とは、母語でない言語を使って知的な作業をしたときに、一時的にワーキングメモリの容量を取られて思考力が低下することを言います。

その答えになる理由

3が用語の説明そのままですね。
これが正解です。

問4 モニター

その答えになる理由

一般的な用語が出てきた際は、言語習得においてはどのような意味になるかを考えてみましょう。

「モニター」とは、本来録画や録音などの状態を監視・調整する装置のことです。
最も内容が近いのは、1です。

問5 シャドーイング

解説 シャドーイング

「シャドーイング」とは、文字を見ずに音声を聞きながら、わずかに遅れてすべての言葉を繰り返していく音声の反復練習法のことです。
イントネーションやプロミネンスなどの「プロソディ」の習得に有効だとされています。

その答えになる理由

1が用語の説明そのままですね。
これが正解です。

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