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文章・段落・文・文節・単語とは?ことばの単位と分け方・区切り方をわかりやすく解説!【例文で学ぶ 日本語文法】

2024 2/05
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例文で学ぶ 日本語文法 日本語文法の基礎
2024年2月5日2025年7月8日
文章・段落・文・文節・単語

今回は、
✅ ことばの単位の整理
✅ 文節の区切り方
✅ 単語の区切り方
について、一緒に勉強していきましょう。

この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
ぜひ、以下をブックマークしてご確認ください。
例文で学ぶ 日本語文法

目次

ことばの単位の整理

ことばの単位は、大きい順に

文章
↓
段落
↓
文
↓
文節
↓
単語

に分解していくことができます。

【文章】
 私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。
 私が先生と知り合いになったのは鎌倉である。その時私はまだ若々しい書生であった。暑中休暇を利用して海水浴に行った友達からぜひ来いという端書を受け取ったので、私は多少の金を工面して、出掛ける事にした。私は金の工面に二、三日を費やした。ところが私が鎌倉に着いて三日と経たないうちに、私を呼び寄せた友達は、急に国元から帰れという電報を受け取った。電報には母が病気だからと断ってあったけれども友達はそれを信じなかった。友達はかねてから国元にいる親たちに勧まない結婚を強いられていた。彼は現代の習慣からいうと結婚するにはあまり年が若過ぎた。それに肝心の当人が気に入らなかった。それで夏休みに当然帰るべきところを、わざと避けて東京の近くで遊んでいたのである。彼は電報を私に見せてどうしようと相談をした。私にはどうしていいか分らなかった。けれども実際彼の母が病気であるとすれば彼は固より帰るべきはずであった。それで彼はとうとう帰る事になった。せっかく来た私は一人取り残された。

のように、まとまりのある内容を文字で書き表したもの全体が「文章」です。

【段落】
 私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。

のように、文章を内容ごとに区切ったまとまりが「段落」です。

最初の一字分を下げて表したものを「形式段落」・いくつかの形式段落を意味や内容のつながりでまとめたものを「意味段落」と言います。

【文】
 私はその人を常に先生と呼んでいた。

のように、句点(。)による切れ目までの一続きが「文」です。

【段落】
 私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。

という段落は、

【文】
私はその人を常に先生と呼んでいた。
だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。
私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。
筆を執っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字などはとても使う気にならない。

の5つの文から成り立っています。

【文節】
私は
その人を
常に
先生と
呼んでいた

のように、文を意味がわかり・発音上不自然にならない程度に短く区切ったまとまりが「文節」です。
文は、通常2つ以上の文節から成り立っています。

【単語】
私+は
その+人+を
常に
先生+と
呼ん+で+い+た

のように、文節を細かく分けていき、これ以上分けると、ことばとしての役目を果たさなくなるところまで区切った単位が「単語」です。

おそらく、文節・単語あたりから「ん??」となったのではないでしょうか?
この2つについて、区切り方をもう少し詳しくみていきましょう。

文節の区切り方

文節は、「ネ」を入れて自然な切れ目を探してみましょう。

【文】
私はその人を常に先生と呼んでいた。
↓
【文節】
私はネ / そのネ / 人をネ / 常にネ / 先生とネ / 呼んでいた。

文節の切れ目は、単語の切れ目でもあります。
そのため、上の例を単語で区切ったときに、少なくとも6つには分けられることがわかります。

単語の区切り方

単語で区切るためには、品詞の知識が必要になります。
品詞とは単語を文法的な性質によって分類したもののことで、日本語の品詞は動詞・形容詞(イ形容詞)・形容動詞(ナ形容詞)・名詞・副詞・連体詞・助詞・助動詞・接続詞・感動詞の10個です。

文節は練習すれば区切ることができるようになりますが、品詞の知識がないと単語で区切ることはできません。

【文節】
私は
その
人を
常に
先生と
呼んでいた

文節→単語に区切るときは、自立語・付属語の判別をすると、見分けるハードルが下がります。

 自立語 付属語
私は 私 は
その その –
人を 人 を
常に 常に –
先生と 先生 と
呼んでいた 呼ん で
い
た

自立語・付属語については、以下の記事で詳しく解説しています。
こちらも合わせてご確認ください。

あわせて読みたい
自立語・付属語とは?違いと見分け方を一覧でわかりやすく解説!【例文で学ぶ 日本語文法】 今回は、✅ 自立語・付属語とは?✅ 自立語・付属語の違いについて、一緒に勉強していきましょう。この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。...

これらの文節をさらに単語で区切ると

【単語】
私+は
その
人+を
常に
先生+と
呼ん+で+い+た

となります。

区切った単語がどの品詞かを考えてみると…

 自立語 付属語
私は 私 名詞
 は 助詞(とりたて助詞)
その その 連体詞 –
人を 人 名詞 を 助詞(格助詞)
常に 常に 副詞 –
先生と 先生 名詞 と 助詞(格助詞)
呼んでいた 呼ん 動詞 で 助動詞
い 補助動詞
た 助動詞

ですね。

  • 「その」が一語で連体詞だとわかる
  • 「常に」が一語で副詞だとわかる
  • 「呼んでいた」の「で」は、助動詞「だ」が活用して変化したものだとわかる

などの品詞の知識がないと、単語で区切るのは、なかなか難しそうですね…!!

  • 文節で区切る
  • 区切った文節を自立語・付属語に分ける

ことができるようになるだけで、一気に正解に近づけます。
まずは、ここから始めていきましょう。

それぞれの品詞については、以下で詳しく解説しています。
こちらも合わせてご確認ください。

あわせて読みたい
日本語の品詞とは?種類・見分け方を品詞分類表でわかりやすく解説!【例文で学ぶ 日本語文法】 今回は、✅ 日本語の品詞の種類✅ 各品詞の見分け方について、一緒に勉強していきましょう。この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。ぜひ、...

参考書籍

今回は、
✅ ことばの単位の整理
✅ 文節の区切り方
✅ 単語の区切り方
について、解説してきました。

現代日本語文法1 第1部総論 第2部形態論
著:日本語記述文法研究会
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著:田近 洵一, 編集:田近 洵一
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を主に参考にしています。

さらに詳しく勉強したい方は、ぜひ手に入れてみてください。

また、この記事以外にも、文法の記事を数多く掲載しています。
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日本語学を専攻し、大学3年次に日本語教育能力検定試験に一発合格しました。
好きな文法カテゴリは、「複文」です。

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