今回は、
✅ 「について」の意味・使い方
✅ 「について」の類似表現
について、一緒に勉強していきましょう。
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例文で学ぶ 日本語文法
「について」の意味・使い方
「について」は、対象・割合を表す
地球温暖化について考える。
この「ついて」は、何を考えるかという対象の用法です。
- 思う
- 考える
- 調べる
- 分析する
- 検討する
- 認める
- 決める
- 判断する
- 合意する
などの思考活動を表す動詞や、
- 言う
- 話す
- 聞く
- 説明する
- 論じる
- 発表する
- 交渉する
などの言語活動を表す動詞とともに用いられます。
また、
本券1枚について、2名まで入場できます。
の「ついて」は、割合の用法です。
期間や数量などの基準となる単位につき、そのうちの部分量が続けて表されます。
これらの「について」は、いずれも形式が固定化して格助詞のように取り扱われる複合格助詞です。
通常の格助詞と同様に、名詞に接続します。
「について」の類似表現
対象を表す「について」の類似表現
来期の人事について話し合う。
来期の人事を話し合う。
のように、「について ⇔ を」を置き換えても不自然ではないですね。
格助詞「を」には、
【変化の対象】
針で風船を割った。
【動作の対象】
新しいパソコンを買った。
【心的活動の対象】
Aさんとの約束を忘れていた。
のように、さまざまな対象の用法がありますが、「について」に置き換え可能なのは、【動作の対象】における【思考活動・言語活動の対象】のみです。
割合を表す「について」の類似表現
割引券1枚について、5名まで割引料金を適用できます。
割引券1枚につき、5名まで割引料金を適用できます。
のように、「について ⇔ につき」を置き換えても不自然ではないですね。
参考書籍
今回は、
✅ 「について」の意味・使い方
✅ 「について」の類似表現
について、解説してきました。
を主に参考にしています。
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