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【平成29年度 日本語教育能力検定試験 過去問】試験Ⅰ 問題4の解説!

2022 1/16
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日本語教育能力検定試験 過去問解説 平成29年度 過去問解説 平成29年度_試験Ⅰ
2022年1月16日2024年2月27日
平成29年度 日本語教育能力検定試験 過去問解説

平成29年度 日本語教育能力検定試験の試験問題における
 試験Ⅰ 問題4
の解説です。

お手元に、問題冊子をご用意の上でご確認ください。

平成29年度 日本語教育能力検定試験 試験問題
著:公益財団法人日本国際教育支援協会, 編集:公益財団法人日本国際教育支援協会
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問1 パターン・プラクティス

解説 フォーカス・オン・フォーム

「フォーカス・オン・フォーム」とは、コミュニケーションの活動を重視するが、意味の理解や対話の方法に注目するだけでなく、そこで用いられる言語の形式(音声・語彙・文法など)にも焦点を当てることを言います。

言語学者のロングは、コミュニケーションを進める中で、お互いの発話意図を理解し合えるように工夫する対話である「意味交渉」を行うことで、「フォーカス・オン・フォーム」が促されると説明しています。

「意味のやり取り」と「言語の形式」、両方を重視するのが特徴です。

解説 フォーカス・オン・フォームズ

関連する用語もあわせて整理してしまいましょう。

「フォーカス・オン・フォームズ」とは、コミュニケーションや意味理解は軽視され、文法を中心とした言語形式に注目することです。

「フォーカス・オン・フォームズ」の教授法の代表は「オーディオリンガル・メソッド」です。

解説 コミュニカティブ・アプローチ

「コミュニカティブ・アプローチ」とは、コミュニケーション能力の獲得・養成を目標とした外国語教授法の総称です。

2つの言語観が基盤になっています。
1つ目はハリデーが唱えた「機能言語学」で、言葉の意味と機能を重視しています。
2つ目はハイムズが唱えた「社会言語学」で、言語能力とは文法知識だけでなく実際の使用方法に関するものも含まれ、その総体が伝達能力だとするものです。

元々は、言語形式や構造・正しい発音を重視した「オーディオリンガル・メソッド」への批判から唱えられた手法です。

実際の教育の場面では、「言語の機能を理解し、場面・文脈を把握して、話し手の考えを聞き手に伝えるために適切な表現を使う能力を育成すること」に重点が置かれています。

解説 オーディオ・リンガル・メソッド

「オーディオ・リンガル・メソッド」とは、フリーズが提唱した教授法で、行動主義心理学・構造主義言語学を背景としています。
● 音声言語の優先
●入門期から、話すことを重視
● 語彙数を制限して、文法の習得に重点を置く
● ミムメム練習(新しく提示された語彙・文型を、教師に従って正しい発音で模倣する練習)
● パターン・プラクティス
など、反復や文型習得のための練習を多く取り入れたことに特徴があります。

解説 TPR (Total Physical Response)

「TPR(全身反応教授法)」とは、心理学者のアッシャーが提唱した、教師の指示に対して全身を使って応答する活動を行う教授法のことです。
左脳(知的作業)と右脳(身体的作業)の両方を活性化させることで、言語習得が進んでいくとされています。

その答えになる理由

パターン・プラクティスを重視するのは、「オーディオ・リンガル・メソッド」ですね。
3が正解です。

問2 モデル会話

その答えになる理由

これは解説不要ですね。
4が正解です。

問3 シラバス

解説 シラバス

「シラバス」とは、コース内での学習項目一覧のことです。

「シラバス」は、何を基準にどんな項目を集めたかの点において
● 構造シラバス
● 機能シラバス
● 技能シラバス (スキル・シラバス)
● 場面シラバス
● 話題シラバス (トピック・シラバス)
● 課題シラバス (タスク・シラバス)
に分類されます。

解説 構造シラバス

「構造シラバス」とは、学習言語を文法や語彙の面から分析し、基礎的な内容から複雑な内容へと言語形式を重視して積み上げ式に配列したシラバスのことです。
構造主義言語学の考え方に基づいています。

言語を体系的に学べる一方で、実際のコミュニケーションで使う表現がすぐに学べないというデメリットもあります。

解説 機能シラバス

「機能シラバス」とは、言語を依頼・謝罪・勧誘などの「機能」の面から考え、それを中心に教えていくシラバスのことです。

実際のコミュニケーションにおける運用力が身に付く一方で、基礎的な文法や言語構造を体系的に学ぶのが難しいというデメリットもあります。

解説 技能シラバス (スキル・シラバス)

「技能シラバス」とは、「読む」「書く」「聞く」「話す」の言語の4技能それぞれの熟達を目指すシラバスのことです。
各技能を細分化し、学習者にとって必要なものを重点的にシラバス化していきます。

「書く」であれば、「単語の書き取り→短い文章を書く→長めの文章を書く→作文を書く」のように段階化するイメージで、副教材として他のシラバスとの併用される場合が多くあります。

解説 場面シラバス

「場面シラバス」とは、「飲食店で注文する」「病院を受診する」などの学習者が実際に行う場面を想定し、そこで必要になる語彙や表現を中心に集めたシラバスのことです。

学んだことがすぐに活かせる一方で、文法を体系的に学ぶわけではないため、最初から複雑な文構造が出てくる場合もあるというデメリットもあります。

解説 話題シラバス (トピック・シラバス)

「話題シラバス」とは、「就職」「カルチャー」など学習者のニーズや関心事の話題を取り上げ、それに関する表現や語彙を学ぶためにシラバスのことです。

学習者のニーズ・関心と合致していれば、学習動機が教科されて高い学習効果が期待できます。

解説 課題シラバス (タスク・シラバス)

「課題シラバス」とは、実際のコミュニケーションにおける行動を分析し、そこで行われるタスク内容をシラバス化したものです。

「病院の受診」であれば、「予約の電話をする→受付で症状を話す→診察してもらう」の中でそれぞれのタスクを遂行するために必要となる表現を学ぶイメージです。

その答えになる理由

「~について話す」のような項目で分類したシラバスは「話題シラバス」ですね。
3が正解です。

問4 フィラー

解説 フィラー

「フィラー」とは、会話のつなぎとなったりする「えーと」「あのー」のような表現のことです。

その答えになる理由

「フィラー」という用語を知っているか、知らないかですね。
2が正解です。

問5 OPI(Oral Proficiency Interview)

解説  OPI Oral Proficiency Interview

「OPI」とは、外国語の口頭運用能力を測定するためのインタビュー試験のことです。
ACTFL(American Council on the Teaching of Foreign Languages:米国外国語教育委員会)が開発した試験で、資格を持つテスターが被験者に1対1で最長30分のインタビューを行い、
●総合的タスクと機能
●場面/話題
●正確さ
●テキストの型
の4つの基準により判定されます。

判定の尺度は、以下の10段階です。
①初級ー下
②初級ー中
③初級ー上
④中級ー下
⑤中級ー中
⑥中級ー上
⑦上級ー下
⑧上級ー中
⑨上級ー上
➉超級

その答えになる理由

選択肢を1つずつ見ていきましょう。

N5~N1レベルで判定されるのは、「OPI」ではなく「日本語能力試験」ですね。
1は間違いです。

2が「OPI」の内容です。
これが正解です。

「OPI」で評価するのはインタビューする側で、学習者の自己評価は加味されません。
3は間違いです。

「OPI」はインタビューを用いた試験ですが、判定するのは学習者の「言語知識」ではなく
●総合的タスクと機能
●場面/話題
●正確さ
●テキストの型
の4点です。
4は間違いです。

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